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2011年7月19日 (火)

7・15Part1 教育委員会への申し入れ

出席者(区):教育委員会教育長ほか3

   (守る会):8

○はじめに、守る会代表から教育長へ申し入れ書を手渡す。教委側の出席者の簡単な紹介あり。申し入れ書は事前に渡してあり、教育委員会として説明・回答を行うとのこと。

申し入れ書の内容に入る前に教育長からのコメント

    原発事故の影響が大きく、区としても深刻に考えている。保護者のみなさんの不安が大きいのは当然だと受け止めている。

    ただし「正しく知って正しく恐れる」ことが必要で、収束に向けての取り組みが長くかかる以上、区としては必要な対応は取れるようにしていくつもりである。

    事故から3か月以上経ち、区の対策も変わってきている。現在私たちがどのように考えているのか、どのような対応をしているかについて、お答えしたい。

以下、申し入れ書の内容について、担当部長からの説明

 

◎給食の安全性の確保

   

a.牛乳の放射性物質測定…世田谷区の動きは承知している。新宿区は明治乳業の牛乳が納入されているが、メーカーとは何度もやりとりをしており、最近では78日付文書で出荷制限されていない生乳のみを使用しているとの報告を受けており、安全なものと認識している。現在のところは測定は考えていない。

   

b.給食を食べないなどの選択…教育委員会より、6月に既に「給食等の安全性について丁寧に説明すること、その上でさらに保護者から希望があった場合は各校で配慮し、柔軟に対応してほしい」という内容の通知を出している。 ※後日資料開示の約束

    区としてはつくば市のような統一書式を作成することは考えていない。

   

c.給食の内部被曝ゼロ…国の食品安全委員が定めた暫定規制値を超えていない食材を使用しており、基本的に給食は安全であると認識している。特定の産地を選ぶことによって風評被害が発生しないような配慮も必要であり、区が測定を行う必要性はないと考えている。

   

d.区内栄養士向けの講習会…区では6月中から給食食材の産地の公表を始めており、区内の栄養士の安全性に対する認識は高い。今回のことでさらに意識は高まっていると認識している。

◎プールの安全対策

    基本的にプールは安全であるとの認識を持っている。←プールサイドの線量測定および630日にプール水を測定し、不検出との結果である。また、百人町で放射性物質の測定を行っているが、その結果でも新たに大量に降下しているということはない。

   

a.プールのふたや覆い…必要ないと考えている。

   

b.プールの見学…見学は可能だが、見学の場所については各学校の人員確保の問題などもあり、一律にこうとは言えない。具体的な対応については個別に相談してほしい。

 

 c.プール水の継続的な計測…行うならば2学期が始まる前にと考えている。

 ◎子どもたちへの対応

 a.対応のバラつき…お弁当などの持参をOKすること、給食の食材の産地を公表することなどは既に各校に通知済み。今後も校園長会で話していく。

 b.子どもが不利益にならにように…当然のこと。今後も対応していく。

 ◎線量測定と汚染対策

    722日までに区内の幼稚園、小中学校の測定はほぼ終了する。土壌分析の確定値ももうすぐ発表になる。基本的に区内は安全と考えている。

 

 a.線量計の配布…そこまでの必要性はないと考えている。

 

 b.汚染地域の対策…国や都の動きとして、安全な基準値が出ていない以上、基準値を超えたから対策をする、ということができない。まずは早急に基準値を決め、それに伴う対策を決めるよう、都知事や区長会、区議長会などが政府に要望を提出済みである。今はその返答を待っているところ。また、区として独自の安全値を出すのがいいのかどうかについては、現状では難しいところ。少し時間がほしい。

 ◎教育委員会としての取り組み

    a.緊急マニュアルの策定…基本的には新宿区は安全との認識をしている。今後、いざというときには適切な対応ができるようにしていく。

○守る会メンバーからの意見

 ●食材の産地の公表が学校によってバラバラで、児童向けになっていたりする。親が見て判断できなければ意味がないので、学校のHPなどで紹介してほしい。

        →学校のHPは質的なバラつきがあり、人的な面からも難しい。

 ●食材の産地について。「風評被害」と言われるが、子どもが食べるものについて、より安全なものを求めることは風評に当たらないのではないか。ちょうど牛肉の汚染が出たばかりだし、サンプル調査も信用できない。

→幸いなことに区内では最近牛肉を使ったメニューはなく、福島県産のものもほとんど使われていないようだ。サンプル調査は確かにすべてを検査するわけではないので心配になる気持ちもわからなくはないが、調査方法としてはきちんと確立されたものである。

●チェルノブイリ以降、24年間食品の放射能汚染を調べている専門家ははっきりと「東北・北関東のものを食べさせてはいけない」と言っている。

●北関東産のものなど、「多少心配だが多分大丈夫(だから使おう)」ではなく「多少でも心配だから使わないようにしよう」という安全寄りの考え方で選んでほしい。

●プールの見学について。放射線の心配だけではなく、この暑さの中、プールサイドで見学することで熱中症の心配もある。屋内での見学といっても、保健室、教室、親が出向いて図書室など、対応がバラバラ。子どもを安全に見学させるという観点でしっかり対応してほしい。

→熱中症の対策はしっかり考えていきたいが、学校によって人員の確保や見学の際の課題の与え方など、一律に対応できるわけではない。

●給食が不安ならばお弁当を、という話しが出たが、それは迷った上の決断なのであって、本来は親も給食を食べさせたい、子どももみんなと一緒に食べたいと思っている。安全に最大限努力することこそが区の仕事だと思うし、そういう対応一つ一つが区への信頼につながってくると思う。

●産地表示についても、プールの見学にしても、たとえば専業主婦なら学校に出向いて表示を見たり見学につきあったりできるが、それができない親もいる。できる家庭だけが配慮してもらえる、というようなことがあってはならない。どの子もみな同じように守られるべき。

●子どもの安全を守る以上に大切な仕事はない。コストや効率の問題ではなく、何よりも命は大切。「犠牲が少なくて済んだ」という言い方をするが、ひとりでも犠牲になってはいけないのであって、ひとりひとりの命を大切にしてほしい。

記:マツ

part2に続く。

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