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2011年7月15日 (金)

新宿区教育委員会へ申し入れ

2011年7月15日、本日、子どもを放射線から守る新宿の会が

子どもの命と未来を守るために、私たちが不安を感じている具体的な問題を解決していくため、

「新宿区の子どもたちを守るための放射線対策に関する申し入れ」を教育長に申し入れをしました。

内容は以下です。

給食の安全性の確保
a.区立幼稚園・小中学校で出されている牛乳の放射性物質を測定してください。 既に世田谷区では実施されています(※資料1)。

b.給食の牛乳を飲まないという選択、水筒を持参するという選択、給食を食べないという選択を、子どもと保護者の権利として認めてください。

  b-1.上記の権利を行使することを子どもと保護者が決めた場合、園や学校に対してスムーズに意思表示ができるよう、茨城県つくば市で採用されている申請書のような統一書式での申請手続きを行わせてください(※添付資料A『つくば市 学校給食停止申出書』)。
    b-2.上記の手続きが制度化された際には、区のホームページや学校・園からの配布物などを通じてすべての保護者に周知徹底をしてください。

c.給食による内部被曝が0(ゼロ)になることを目指して、安全な給食を提供してください。また、区はそのために最善の努力をしてください。現在の基準値以下の食材は決して安心できません(※資料2)。
   c-1.給食に使用する食材は、放射性物質に汚染されている疑いのある東北・関東地方産のものは避けてください(※資料3)。
  c-2.定期的に食材の放射性物質の測定を行い、結果を公表してください。
    d.放射性物質が子どもに与える影響、食物による内部被曝の影響などについての講習会や勉強会を区内の栄養士さん向けに行い、給食の安全性に対する意識を高めてください。

プールの安全対策
a.さらなる放射性物質の混入を防ぐために、プールに覆いや蓋をするなど、雨水が入らないような対策を早急に行ってください(※資料4)。

b.プールの安全性が充分に確保されていないと子どもと保護者が判断した場合、プール授業を見学することを認めてください。見学する際は、放射線量が高い恐れのあるプールサイドではなく、保健室や教室、図書室など室内での見学を認めてください。
c.プール水の放射線物質の計測を、定期的・継続的に行ってください。


●子どもたちへの対応
a.学校、幼稚園によって対応にバラつきが出ないよう、それぞれの校長・園長に対応の指標を示し、これを徹底させてください。
 b.弁当持参やプールの見学に際し、これらを子どもと保護者の権利と認め、子どもが周囲から不利益を受けたり、嫌な思いをすることがないように配慮してください。


●放射線量の測定と汚染箇所の対策
a.区内の小中学校、幼稚園に線量計を配布し、計測方法を講習して、学校や園が日常的に線量を測定できるようにしてください(※資料5)。
b.測定の結果に基づき、比較的線量の高い場所については、線量を下げるための対策を行ってください。当会は学校や園と協力し、線量を下げるための除染作業を手伝ったり、ボランティア活動を募る用意があります。


●新宿区教育委員会としての取り組み
a.原発事故が今後さらなる危機的状況に陥った際の緊急マニュアルを早急に指定してください。(※資料6)

※資料1:世田谷区HPより『牛乳の放射性物質測定について』
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/020/d00035026.html
※資料2:『世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル』 
              http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
※資料3:農林水産副大臣の発言
http://savechild.net/archives/4492.html
※資料4:『プールカバー参考・市販品』スポーツ&フィットネスろくせんより 
http://item.rakuten.co.jp/rokusen/c/0000000116/
※資料5:文部科学省HPより
            http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1307810.htm
※資料6:川口市の放射線量への対応指針
                            http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/01050169/01050169.html

というような内容で、1時間ほど教育委員会からの回答と質疑がありました。

教育長は「放射線のこどもへの影響については深刻に受け止めてはいる」

「安全ではあるが、収束に向けての取り組みが長くかかる。現状を見据えながら必要な対応をするべきだと思っている」とおっしゃっていました。

詳しいレポートは、次回アップするつもりですが、簡単にわたしのメモと感想をとりあえず。

回答は教育長ではなく、教育委員会の方が、

給食に関しては、やはり、基本的に安全。暫定規制値に基づいて安全としている。そして風評被害を避けるということらしいです。

各県のモニタリングを基本に出荷制限されていない生乳を使用している(明治乳業)ので安全と認識(ちなみに明治乳業は検査をしていません)しているため、牛乳の測定はするつもりがないと。

プール水の測定は、8月中旬過ぎに測定をする予定。

測定に関しては、区内は安全という認識。東京みたいな場所は、安全基準値が出ていないので、対策が出ていない。安全基準値を都知事も、特別区の区長会も、議長会もだしているが、国から返事はない状態。もう少し時間がほしいなど。

学校への対応はしているが、各学校にまかせている(つまりバラバラ)。

産地公開は、6月からはじめているので現場の意識は高い(栄養士)ということですが。

栄養士の意識は高くても、全然伝わってこないですね。

学校によって、HP公開、プリント配布しているところもあれば、

放射能対策で産地公開しているということのようですが、給食室前で貼りだしているだけ(保護者に通知せず、聞かれれば対応)という。

全然、保護者に放射能対策のために産地公開しているという姿勢は、伝わってこないです。。。

教育委員会としては、産地公開して各学校で柔軟な対応をしてくれと丁寧に説明しているとはいいますが、結果的に対応は学校にまかせるという、統一感がないあいまいな表現なので、各学校が好きなように解釈して、ちゃんと対応するところもあれば、

本当は放射能対策なのに、食育というごまかし(給食見本に日本地図で今日の給食はこの県の小松菜とか)で産地公開しているといわれても、保護者は首をかしげてしまいます。聞かなきゃ産地公開をしらないなんて。。。このことは、教育委員会に伝えましたが、どうなるかは微妙です。学校に「まかせる」対応が主体みたいで。。。。

ただ、放射線の影響で、給食を弁当にしたり、牛乳を飲まなかったりの自由はできるそうです。いままでのアレルギー届けをしないと給食や牛乳を食べないことが可能になるのではなく、放射線の影響でも可能だそうです(弁当にする場合、給食費は払わないでよいということ)。

弁当にすることを認めることは当然だと思うけど、

やはり、給食を楽しみにしているこどもたちのことを考えると、

できるだけ安全な給食を提供できるように、努力をしてほしいと思う。

もちろん、今後サンプリング検査などして徹底して欲しいことは願いだけど、

せめて生産者が見える食材の提供。

例えば、県内のどこで誰が取ったものか。露地栽培か。水耕栽培か。ハウス栽培か。

それだけを知るだけでも、食材への安心感もちがうし、

区や学校側が「こどものことをきちんと考えてなんとかしている」ことがわかるだけでも違うと思う。こういうことって、できないことではないと思う。こういうのを風評被害などとはいわない。風評被害を避けるために、こどもたちに食べさせるというのは間違いだと思う。

他と比べて安全だと、大丈夫だと。終わりにして欲しくない。

なるべくリスクを減らすこと。できることをやること。未来へ、福島へ、こどもたちへつなげること。考えて欲しい。わたしも考えます。

記:あさ

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